初めてのWebサイト制作案件での失敗談

◯はじめに
まずこの記事は、自分の失敗から学んだことについて書いたものです。

タイトルの通りですが、結論から言っておきますと受注した案件自体が自分の失敗によて白紙になりました。(正確にはプロの方に依頼する形になりました・・・)

自分の主観ですが、成功経験についての記事はよく見るんですけど意外と失敗経験をメインで書いてある記事が少ないのかなあと思ったのと二度とこういった失敗を自分がしないためにも戒めとして恥を捨てて記事として残そうと思いました。

◯今回の案件受注の経緯について
今回の経緯についてですが、中学時代のデザイナーをやっている友達と未だにこまめに連絡取り合っていて去年の10月くらいにWebサイト制作の案件があるんだけどコーダーやってくれないかという話があったので、フロントエンドの勉強したいっていうのと個人で案件受けて仕事してみたかったっていうのもあり案件を受けることにしました。

この案件自体を持ってきた人は友達とは別にいて、個人事業主として営業や仕事もらってる40代くらいのいわゆるディレクター的なポジションの人(仮にPさんとします)が別にいて僕自身はこの人がどんな人かも知らなかったのですが、友達が何度か一緒に仕事してるから大丈夫と言う言葉でまあそう言うならという軽はずみな気持ちで引き受けました。

 

◯案件受注後の流れ

実はまだこの時、仕様とかも何も決まってない段階でどういうものを作るかとかのが分かったのが、12月初週にデザインの初稿が上がってきたタイミングでした。
ただこの時点で最初に聞いていたページ数(5~6ページ)と全然違うページ数(30ページ)だったのと現実的に厳しいスケジュールだったのと先方から2週間連絡が来ないとか色々トラブルがあって、その辺から友達からPさんがなんちゃってディレクターだとかディレクター気取りだとかいう話があったので、不信感が募ってきました。

スケジュールの件に関しては、Pさんも友達もプログラムとかコーディングの知識が全然なかったのもあり、ただデザインされた通りにコード書くだけだしそんなに時間かからないでしょみたいな感じでした。(ここは正直かなり説得するのに苦労しましたが、スケジュールを1ヶ月延ばしてもらいました・・・)

正直、この時点でもう無理そうだなあと感じてきていたのですが、プライドを守りたかったのと友達との信頼関係にヒビが入ってしまうのが怖くてなかなか言い出すことができず、そのまま作業を続けました。
途中、友達にも見せたりして全然できてないからもっと頑張ってと言われながらの約1ヶ月間は、地獄のような毎日でした。

12月に自社開発のアプリもリリースが急に決まったのもあって本業の方も忙しくなり、睡眠時間を削って作業する毎日が続きました。実家に帰省したタイミングでもまだ全然進んでなかったので実家でも用事がない時以外は、家にこもって引き続き作業をしました。
そこで無理がたたったせいか年明け早々、風邪を引きました。
東京に戻ってきてからもしばらく体調がよくなることはなくて一週間くらいずっと熱が引いたり上がったりする生活が続きました。
ただいいきっかけだったのかしばらく作業を休んでゆっくり寝たり考える時間が取れたので寝込んでる間にきちんとこの案件をちゃんと断ろうと思いました。
そこで友達に電話をして、ちょっと無理そうって話をしたら体調悪いから弱気になってるみたいな感じになっちゃったので改めて体調を治した後に友達に正式に話をして友達もその時の自分の成果物をみてとても商用で出せそうにないと判断したため、断ることになりました。

結果的に今回の案件を断るのが遅れたせいでいろんな人に迷惑をかけてしまいました。
先方の方には伝えていないそうなのですが、Pさん、特に友達には迷惑どころか後から聞いた話なのですが、今回の案件が白紙になったことで友達のデザインしたものに対しての支払いもなくなってしまいました。
なのでPさんには僕の今までの成果物と友達が作ったデザインをそのまま提供する形となったそうです。
友達はまあ仕方ないし、俺もコーディングの知識がなかったからって言ってくれましたが、本当に申し訳ない気持ちでした。

◯今回の経験から学んだこと
学生時代、半年くらいホームページ作成のアルバイトをしていた経験はあったのですが、その時はランディングページいわゆる1ページ単位のホームページ制作が多かったのとWixとかAmeba Owndみたいなテンプレートから作成していたのもあって、一から作る大変さを知りませんでした。

実際に今回、本格的にWebサイト制作するってなって初めて本気でhtml、cssを触ったのですがレイアウトを意識したりとか思い通りにいかないことがたくさんあって辛かったけど約1ヶ月とはいえ本気で向き合ってきたからかサイト制作の難しさやどんどん形になってくのは楽しいと初めてプログラムに対して前向きになれた気がします。

◯最後に

今回の経験で今後、気をつけなきゃなあと思ったのは、友達にも言われたことなんですが自分を過信しすぎないこと。
多分、内心では気づいていたけど自分のスキル不足を認めたくない自分がいて・・・
今回打ちのめされたことで、スキルの足りない自分ときちんと向き合うことができた気がします。
いずれ個人でもきちんと仕事を達成して一人でも食っていけるようなエンジニアになることが当面の目標なので今回の経験を糧にしばらくは自分の技術向上に向けて取り組んでいこうと思います。

拙い文章で長々と書いてしまいましたが、
最後までみてくださってありがとうございました。